易日誌 ９９．０９
| ９９．９．５（日） 日筮 困六三 困は、亨る。貞し。大人は吉にして咎なし。言うことあれど信ぜられず。 六三爻辞ー石に苦しみ、しつりに拠る。その宮に入りて、その妻を見ず。凶なり。 |
困は字の通り、苦しむという意味。来週の火曜日からイタリーに旅行に行くので、そ
の前に片づけることがたくさんあって、日曜日だというのに休んではいられない。会社
に出かけて、仕事をする。安んずるところがない、身の置き所がないという通り、後か
ら後から雑用が出てまとまった仕事はできず。
それでも夕方映画を見た。『メッセンジャー』。明日までに書かなければならない連載
の原稿ができてないのに、映画どころではないでしょ、という気持ちもあったが、試しに
映画を観て吉と易をとってみたら、雷水解上六、やめて吉は忘れたが、方針（ではどう
したらいいか）は泰九二だったので、これは易の神様が景気づけに行ってこいと言って
くれているんだと解釈。結構面白かったし、景気づけになった。
言うことあれど信じられずは、愚痴はダメだよ。困難の中にあるときは、愚痴らないで
やるしかない。
というわけで、また二週間近く、更新ができません。帰ってきたら今度はもっとまめに
更新します。このホームページを見てくださった方から掲示板のエラーを指摘され初め
てわかりました。ごめんなさい。エラーが出ないようになりましたので、どうぞご利用ください。
| ９９．９．２３（木） 旅行占について 旅行運渙初六 方針既済九三 渙は亨る。王有廟に仮（いた）る。大川を徒るに利あり。貞しきに利あり。 初六、用て拯（すく）う馬壮（さか）んなれば吉。 象に曰く、初六の吉なるは、順（したが）えばなり。 既済九三は、高宗鬼方を伐つ。三年にしてこれに克つ。小人は用うるなかれ。 象に曰く、三年にしてこれに克つ、憊（つか）れたるなり。 |
師匠から、旅行の易は立てたのかと教室で言われ、「立てました。無事に帰って
来るようにが山水蒙の九二、方針が……」と言いかけたら、「無事に帰って来るに
決まってんだ！」と、例によって怒鳴られた。「じゃあ、どう立てるんですか？」と聞くと、
「旅行運」だという。その場でサイコロを振って得た卦爻が、上記の卦爻である。
渙初六だと言うと、「それはいい旅だ。渙の初六ってのはほんとにいい旅行ができる
んだ」という。内心、ホントかな？と思った。何しろ一緒にいく相手が普段喧嘩ばかり
している人だ。喧嘩さえしなければとは思ったが自信はない。渙初六はいいとしても、
既済九三はどうもねえ、と思った。師匠曰く、「まあ、あんまり楽しいんで動きすぎるか
して帰ってきてから疲れるんだろ。それくらいだ！」とおっしゃる。
結果は全くそのとおりであった。なんだか日が経つにつれて疲れが出てくる感じ。
でも、大丈夫でしょう。今日は元気だから。