易日誌　２００２．１０月

　この日は、外での学生相談の仕事。２時〜６時までの仕事だが、いつもと違って予約が一つも
入ってない。「台風のため、自習室の利用は５時まで」という貼り紙を見て、ああ、台風が来てるの
かと思ったくらいで、あまり深刻には考えなかった。３時頃、相談室に電話が入り、「会社のほうに
台風のことで、連絡を入れて下さいとのことです」と言われる。「台風のことって何？」と思いながら
会社に電話を入れると、戦後最大の台風が上陸するから、すぐ家に帰れ
　私の連れ合いが電話してきたらしい。連れ合いはテレビ局勤務。報道がそう言ってるからと。何
か大げさだなあと思ったけれど、易をとってみた。５時の夬が消長卦だし、未済九四で、爻を上中
下と三つに分けると四爻は、真ん中だから、５時で大丈夫だろうと判断した。でも、坤六二が三つ
の卦の中では一番安定している。で、予約もないことなので、４時過ぎに帰らせてもらうことにした。
　家に帰って、どれくらい大変な台風が来るのかと８時までテレビのニュースを見ていたが、家の
周りは大変な気配はあまりしない。ニュースでは、植木鉢など危ないから家の中に入れるようにと
か言っている。うちにも、ベランダに植木鉢が置いてある。それを入れるのは面倒だ。
　そこでまた易をとってみた。家に入れなくていい　家人六四、入れる訟上九。これで、ああ、入れ
なくていいやと思い早々とその日は寝てしまった。夜９時半頃風が強くて目が醒めてしまったが、
私のところは何も被害はなかった。
　結果から言うと、帰宅時間は、やはり６時では大変だったようだ。台風そのものは大したことなか
ったが、みんなが早く帰宅したので、６時がラッシュのピークだったというから、家に５時半頃には
着いてしまっった私は正解だったようだ。

　前の週の日曜日は、一日中、寝ながら本を読む、つまり布団の中で本を読んで自然に眠くなった
ら寝てしまう、目が覚めたらまた本を読む繰り返し、私はこれを休日はよくやるのだが。そうしてい
たら、からだがなまってしまった感じで、月曜日になっても午前中はからだも頭も寝ている感じでぼ
ーっとしていたので、もう睡眠読書はやめとこうと思い、ちょっと遠くまで修理が終わったＤＶＤをとり
に行くという夫につき合うことにした。帰りにその当たりで美味しい物でも食べようと。
　ところが、夫が記憶していたお店は今はなくなっている。当てもないのに、ただぶらぶらとお店を
探すのもお腹が減ってきたら嫌なものだから、近くの本屋に入り、その種の本を立ち読みする。３つ
の候補のうち、蹇九五を選んだ。後は、家人九三（うるさそう）と何かだった。
　蹇は、しかし、１爻不足（完成の既済に）。何が不足するのかなあと思っていた。お店は小さなイ
タリア料理店で、雰囲気は悪くない。接客態度もいい。料理も旨そうだ。値段も安い。コースを注文
して、もう１品別に注文しようということに。それはエリンギという（だったと思うが）イタリアのきのこ
料理だったのだが、それが生憎終わってしまったということだった。まだ、時間は夕方の６時にもな
ってないのに、終わってしまったというのは、ランチで終わってしまったということなのだろう、という
ことは、美味しいんだよということに。家から１時間近くかかってしまうところだが、わざわざ行っても
いいくらい美味しい料理店でした。

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