先週の金曜日の易の教室の日、みんなで賭けをしました。賭けといっても、何もかけていません。

　それぞれが易をとり、どちらが勝つかを判断。私はパラグアイが勝つほうに入れました。私の易は上記の卦爻です。山火賁六五の＜束帛戔戔たり＞は、一束の絹がちょぼちょぼ積まれている意、これでは恥ずかしいとある。雷地予上六は、坤地の上で動く意から、パラグアイのほうが強そう、方針も雷地予六二なら、日本が勝つほうに入れてもいいが、初六では・・・。

　実はこの易の他に、日本は負けるだろうという根拠がありました。それは、前のデンマーク戦のとき、これは外してしまったのですが、決勝トーナメントに進める、進めない、方針という易があって、進めるが地沢臨六四、進めない地山謙六二、方針地水師六三でした。進めるなら、地沢臨初九が来るだろうと思ったのです。しかし、方針の地水師六三は、戦争に行って、大きな働きをするが、戦死して戸板に乗って帰るという意味。この戦争がデンマーク戦を指すのか、次のトーナメント戦を指すのかと迷い、とりあえず、デンマーク戦と解したために外しました。結果は、デンマークに勝ったので、となると、次の戦い、トーナメント戦を指すことになります。

　これが、私が日本は負けるだろう、と判断した根拠なのですが、地水師六三は、確かに大きな働きはしたと思います。いいところまで行ったのですから。私は易の結果が知りたかったので、11時からテレビを見ていましたが、前半が終わることには、居眠りから爆睡へ。目が覚めたら、延長戦をやってました。そして、ＰＫ戦だけ真面目に見ました。

　以前から地水師六三には悩まされているのですが、今回も易の神さまは、私をからかっているな、と思わずにはいられませんでした。いい加減、地水師六三の判断を覚えなさいと言われているみたいでした。何度も同じ目に遇っているのに、なかなか地水師六三を採用する気になれません。今度得たら、思い切って採用してみようと思います。

　久々にポカをやった。火曜日から、今週の木曜はＳ師範のクラスにでるぞー、と心積もりしていて、最近親しくなったＢさんに、「木曜日、私も出るつもりなので、よかったら一緒に組みましょう」と火曜日の帰り際に半約束をした。

　余裕をもって家を出たつもりが、道場の近くまで来て、「あれ、今日は5：30からではないか」と気づく。すっかり時間を勘違いしていた。今まで火曜も木曜も5：30からの一般クラスに出てから女子クラスに出ていたのが、４月から火曜は女子クラス（6：00〜）だけ出るようになったので、今日も6：00〜だと勘違いしてしまった。で、女子クラスに初めから出ることに。

　女子クラスのＦ先生には、「今日は間に合わなかったんですか？」と、言われ、時間を間違えてとは言えないから、笑ってごまかした。後半30分は、まだ入門して間もない人と組まされ、ずーっと横面打ち四方投げだけを最後まで。素直な人だったし、私のほうは受身の練習になったので、いい稽古ができたなあ、と満足だった。

　しかし、Ｂさんには悪いことをした。更衣室でも会えなかったので、帰ってから「もし待っていてくれたとしたらごめんなさい」とメールを打った。「来ないなあ、忙しいのかなあ、用事が出来たのかなあ、と思ってました。今日はＮＹの外れで合気道の指導をされている先生とお稽古させていただきました。ラッキーでした」と、返信が来た。

　今日は日筮をとってなかったので、今日にふさわしい卦爻は？　とあとからとってみたら、天雷无妄初九。なるほどねえ。成り行き任せで、ポカをやってもうまくいくんだ。私もよかったけれど、彼女も私が遅れたために却っていい相手と組めてよかったなあ、と思いました。