易日誌 2006.7月

06.07.21(金) 日筮 坎為水初六
習坎は、孚あり。維れ心亨る。行けば尚ぶことあり。
初六 坎を習ねて、坎たんに入る。凶なり。
象に曰く、坎を習ねて坎に入る、道を失って凶なり。

 またしばらく易のサイトの更新が滞っている。この週は、17日(祝)から母とその友だち、いつものメンバーで温泉に。八幡平に行った。毎年、1回か2回、2泊の温泉旅行をする。去年は山梨、その前の年は岐阜に行った。今年は、どの方面に行こうか易をとったとき(その記録が残ってないが)、東北しかないなという感じだったので、岩手の温泉にした。東北はここしばらく行ってない。交通費が高くつくという理由で敬遠していたのだが、易からいうとそうも言ってられないという感じだった。

 結果は行ってみて判明。長野も山梨も東京も大雨で、被害さえ出ているとテレビで知った。旅行中、からりと晴れではなかったし、夜は雨が降ったりしたが、外に出るときは雨はなく、持っていった傘は東京に帰るまで使わなかった。まるで、私たちがいる地域だけが雨がないような日本列島の状況だった。 帰ってきたら、「雨だったでしょう」とみんなに気の毒そうに言われ、雨に遇わなかったと言うと、驚かれた。

 帰ってきた当たりから、東京の気温は低く、雨も多く、例年の天候と違う感じで、身体の調子がイマイチ。この週月曜から、水雷屯六二、風天小畜六四、火水未済六四、坤為地六四、天火同人九三と、あまりぱっとしない卦爻(日筮)が続いていたものの、悪いこともなかった。(そうか、小畜六四は日筮に出ていたのかと今思い出した=掲示板に書いたこと。これについては、また改めて書きます。)ところが、金曜になって坎為水初六とは。

 この日は、どんな日だったかというと、朝8:30に起きて(いつもより遅い)、10:00に銀行へ行ったあと、12時頃まで、近くの喫茶店で友だちと話し、帰って3時頃まで昼寝をしている。その後、仕事を1つ片付け、7時〜8時半まで合気道に。この日は、サルサダンスのクラスの人たちと新宿に出来たラテンバーに行くことになっていて、皆は8時半からのレッスンから受けたが、私は合気道のほうに行きたかったので、終わってから行ったので、着いたのは、9時半頃だった。ネットに出ていた地図が分かりづらく、交番で聞いたら、親切な若い警官が送ってくれたりした。

 店は狭く、3,4組が踊ったらもうスペースがない感じで、かかる曲も、私たちがいつもやってるキューバンサルサではなく、あまり楽しくはなかった。もともとバーで踊るのはあまり好きでないので、期待はしてなかったから、1時間くらいで帰ってきてしまった。そのまま家に帰るのも何かつまんない気がして、久々にレンタルビデオ屋にビデオを借りに行った。そうしたら、会員証が切れているという。その日は、財布を別にして必要は金額だけ入れて行ったので、身分証明書がなく(実はよく探せば保険証がその財布に入っていたのだけど、何も持ってないと思い込んでいたからよく探さなかった)、その日は結局借りられないで、翌日出直すことに。帰る道すがら、今日の日筮はいったい何?と思って、手帳を見ると、坎為水初六。なるほどねえ。坎為水初六の日って、ついてない日なんだなあと納得。

06.07.17(火) 日筮 風天小畜六四
小畜は亨る。密雲して雨ふらず、わが西郊よりす。
六四 孚あり。血去りおそれ出ず。咎なし。
象に曰く、孚ありおそれ出ずるは、上志しを合わせばなり。

 温泉旅行第1日目。東京駅まで母たち3名がバスで来る。それから新幹線で盛岡へ。盛岡13:52発のバスが目的地の温泉に行く最終のバス。そのためには、東京駅を10:56発の新幹線に乗らないといけない。8:56、9:56、10:56、どの新幹線に乗るか易をとったときどれもすっきりしない卦爻だった。早めに行って盛岡で昼食をとって少しゆっくりしてからバスに乗ってもいい。でも、8:56ではきついだろうと、9:56で行くことにした。

 母たちは8:56でも行けるくらい早く東京駅に着いたらしい。私が9:00頃バス停に迎えに行くともう待っていた。9:56には30分以上時間があったので、喫茶店でお茶をして時間を潰し、15分くらい前にホームに行った。自由席は何号車なんだろうと探すが自由席という表示がない! 駅員に聞くと全部指定席だという。焦った。

 松川温泉の峡雲荘というのに行こうと、予約をして吉と易をとったとき、水天需九五。待てって何?と思ってネットで検索していたら、そこの旅館と新幹線がセットになったびゅうの商品があった。これだと通常の新幹線の往復代で1泊できてしまう。で、これにした。そのとき、注意書きをよく読まなかった私の落ち度だが、はやては全席指定が多いということを知らなかった。電話してきた担当者もそのことには触れず、ただ、指定席も取れますが、自由席でいいんですね。後で変更はできませんよ」と。「自由席もあるんでしょ?」「あります」というやり取りはあったが。で、私ははやてに自由席もあると思いこんでしまった。

 母たちは東京駅までバスで来るので、着いた時間で、自由席で行けばいいだろうと考えていた。ツアコン失格である。真面目な私は慌てて、びゅうの窓口に走った。何とか指定席に変えてもらえたが、もう9:56発には間に合わなかった。後から、考えれば、とにかく乗ってしまうという手はあったなと思った。

 というわけで、この日の日筮風天小畜、ちょっと止められるとはこのことを言っていたらしい。六四だから、何とかはなったが。もっと慎重に確認しないといけないなと大反省。


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